コラムNo20:オーニングの未来と住まいの採光・通風

パッシブデザインの住宅が注目され始めました。以前、このコラムにおいて「アクティブ対応とパッシブ対応」についてふれましたが、ついにエコロジーの考え方からもパッシブなデザインが一般的に注目され始めたという事になります。「少し遅いね」と思われる方々もいらっしゃる事と思います。そうなりますと、大切なのは開口部の向きと位置や大きさ、つまり建物の全体のロケーションとデザインという事になりますね。そして住まいの方角が重要な要素になります。そして久しぶりに注目されました通風。以前は「風通し」とよく言われていました。また新しいところでは直接光を遮りながら快適で健康的な自然の光を積極的に取り入れ、かつ電力消費の削減を目的とする「光ダクト」や「ライトシェルフ」などのシステムも注目されていますね。

エアコンの活用や住まいの気密性、断熱性を重要視していた数年前とは明らかに違ってきました。しかし、25年位前までは「住まいは通風と四季折々の適切な採光が大切」と言われていたものです。つまり今で表現するところの第四種換気(自然吸気、自然排気)ですね。

しかし、その当時は住まいそのものの基本的なスタンダードがはっきりしていなかった事やお客様も住宅会社や工務店そして設計事務所や設計士の方にほぼお任せ的な風潮がまだありましたので定着しなかった事は仕方がなかった事なのでしょう。しかし最近は、まずお客様がご家族の住まいのあり方を考えるようになり、そして住宅会社でも欧米的に「住まいは家族の文化や歴史を刻み、そして住まい方の個性を表現するもの」のような事を企業のスローガンとしてあげるようになりました。以前とは随分変わってきています。私が住宅の仕事に携わっている時にそのような事を提案したりしても会社からはあまり相手にはされず(利益至上主義でしたので)または当時のお客様も戸惑いを示していましたのを思い出します。しかしこれから先は書院造り以来の日本固有の概念が出来上がる事を日本人として期待したいものです。

オーニングは前述のような光や風を取り込み、お部屋の中に差し込む熱をコントロールする手段の一つです。本来であれば、日よけの手段を使わずに建物の配置や間取りの工夫で解決する事が最良と思われますが、今はまだ過渡期にある住まいの業界ですのでもう少し時間がかかりそうですね。しかし、洋風化した現代のお住まいの意匠性やお庭のデザイン、現実的なところでは照り返しの対策には必要なところです。

エコロジーがとても重要な昨今、私共は店舗ではなく、住まいのために長く使用できる品質の高いオーニングを提供いたしたく16年前よりオーニングの事業をはじめましたが、当時、建築の業界の会社はオーニングにはあまり関心がなく、外構エクステリア施工の会社もあまり扱った事もないような状況でした。最近はやっと認知度が高くなりつつあり、次次と外構エクステリア施工関係の会社も扱うようになってまいりました事は私共にとってもとても喜ばしい事です。しかし、オーニングは住まいの躯体に取り付けるもので、そして住まいの温熱環境をコントロールする事が最大の役割です。本来は住まいのプロの建築会社に積極的に扱っていただきたいところですね。そして早く住まいのスタンダードの一つに入りたいものです。


コラムバックナンバーは下記へ

        

        

        











































R+T欧州展示会
オーニング展示会メーカーブース オーニング展示会

活気に満ちたR+T展示会
3年に一度開催されるこの展示会は、活気に満ちた雰囲気でした。欧州ならではの色鮮やかなオーニングのファブリックや高品質なオーニングフレームは一段と工夫が加えられ完成度の高さが伺えます。
そしてオーニングが歴史に培われた文化や生活として定着しています。また建物の衣装やアクセサリーとしてもバリエーションの充実さが伺え、日本には知られていないたくさんの品質の高いオーニングのメーカーが存在していました。欧州の環境先進国のブースでは、耐久性が高く、良いものを作る環境ができている事を実感できます。「良い物を長く親しみを持って使う」私共の考えにも通じます。
ドイツ・シュツットガルトの街
R+T会場のあるドイツ・シュトゥットガルトの街
欧州ならではの赤い(オレンジ)屋根は綺麗です
オーニング ビッグサイズ
展示会場に特別に造られたオーニングです。人がとても小さく見えてますね。
料理の味ははとてもシンプル
ソーセージにポテト、大きなサラダ。ドイツ的です
オーニングの話にわいたレストラン
夕食をしたレストラン クラッシックなパブの雰囲気

欧州ではオーニングは住宅だけではなく、オフィスやホテルなどにも盛んに使われている事を見ることが出来ます。
オーニングが随所に見られたスウェーデンの低層集合住宅オーニングを備えた現地スウェーデンのお住まい1

オーニングを備えた現地スウェーデンのお住まい2オーニングを備えた現地スウェーデンのお住まい3
スウェーデンの低層集合住宅と戸建住宅  オーニングが随所にみられました。
オーニングがにあう街コペンハーゲン
弊社オーニング視察にて撮影 コペンハーゲンの街

ヨンショッピン駅のオーニングヨンショッピンのオフィスのオーニング
オーニングが綺麗に並んだスウェーデンの駅舎とオフィス

コペンハーゲンのホテル
デンマーク(コペンハーゲン)のホテル

コラムNo19:欧州にエコロジー意識で追いつこう

環境の問題において企業だけでなく一般生活者のエネルギー消費と品物の買い替えサイクルの問題が話題になってまいりました。弊社ホームページのトップページにも開設時より取り上げておりますが、特に知られてきた事に自動車が挙げられます(次回のコラムで取り上げる予定ではございますが、住まいに関してはエネルギーを浪費する設備にはたよらずに、今後はパッシブ化に進む方向なのはとても好ましい事ですね)私の自動車は1993年に購入した排気量2500ccの車です。当時は大きな排気量の分類に入っていましたが、いつの間にか今ではごく普通の当たり前の排気量になっています。自動車の低燃費化とよく言われてはきていますが、排気量が大きくなり自動車の台数も増え、相変わらず買い替えの風潮があります。いかがな事なのか最近疑問に思う事があります。私たちの国も京都での環境会議以降ドイツやスイス・スウェーデンなど欧州の環境先進国に対して意識の上で追いつきつつある昨今、あとひと頑張りのはずです。私が1999年にフランスにいった時に、当時の日本の街路にはほとんど走っていないような旧型のフランスのルノー車やシトロエン車が巷に当たり前のようにたくさん走っていたのを思い出します。自動車は素敵な乗り物ですので修理をしながら大事に使用しているのか、それとも自動車文化の違いなのかはわかりませんが、少なくとも廃棄物は少なくなりそうですね。リサイクル化が進んできたとはいえ自動車は大きな物です。そしてリサイクルをするのにもエネルギーを使います。そしてモノのライフサイクルがここにきてまた全体的に短くなってきているような気が致します。私も注意をしながら生活していかなければ思いました。そして素晴らしい私たちの日本ですが、まずは欧州のエコロジーに意識の上で追いつきたいものです。

コラムNo18:物は大切にしたいものです

近年、環境の事や物を大切に長く使う事が普通のようにメディアでいわれるようになりました。このコラムでもよく取り上げる話題です。そして最近は持続可能(サスティナブル)という言葉も使われるようになりました。私がはじめてこの言葉に出会ったのが1995年位のことです。当時の住宅では高気密高断熱住宅が大手企業も注目され始めた頃で、それにともない専用のエアコンなどの設備や資材の関連商品も積極的に発売され始めた頃です。当時はおそらく取り扱う側もまだ試行錯誤だったのではなかったのでしょうか。しかしそうこうしていく内に最近はまた別の考えが流行っているようですね。高気密高断熱ではなく、風通しや光(光ダクトやライトシェルフの考え方は注目のシステムと思います)、そして勉強のできる住まいまであります。そして、持続可能な住まいや持続可能な物の考え方などとなっています。いずれにしてもどこかに落ち着いてほしものですね。しかし、物を大事にすることは環境の事もありこれからも未来永劫重要な課題です。そこで私が長く大切に使っている物は何かと自分の周りを見渡してみました。まず、腕時計は20年間使用、筆記用具が10年から20年使用、家具22年使用、自動車は18万キロ走行位でした。腕時計と自動車は幾度となく大幅なメンテナンスをして大事に使用していますが、意外と少ない事に気が付きました。これでも私は環境問題を意識理解し、注視するようになってまだ10年位ではありますが、長く使う事の意義や大切さ、楽しさを理解し実感できてきたと思っていましたが、パソコンと周辺機器や家電製品、テレビ、ドライヤー、シェーバー、カバン(意外と壊れてしまいます)携帯電話、小物雑貨的な物などは意外と直しようがなく、または直さずにいつの間にか買い換えています。細かい物が多いですね。それと最近は新製品のサイクルが以前問題になった計画的製品陳腐化戦略を連想させられる位に短くなったような気もします。ちょうどITに代表されますように時代の変わり目で仕方がないのでしょうか。しかし、そんな事を考えるとやはり欧州の物作りと社会は、環境に関してまだ日本より一歩先をいっているような気がいたします。私も自身を見直し、意識向上しなければと思いました。どころで、紅葉はまだこれからが見頃のようです。事務所近くのポプラ並木も紅葉色になってきました。木枯らしも吹き寒くなりましたが街の木々はだんだんと色づいてまいりました。皆様、寒くなりましたのでお体にお気をつけ、紅葉の街を楽しんでください。

コラムNo17:オーニングと近年の秋冬の気候

秋も深まりはじめました。そして街は秋色に色づいてまいりますね。皆様いかがお過ごしでしょうか。今年の春夏はたくさんのお客様にオーニングの設置させていただきました。雨の多いシーズンでしたが、オーニングの普及も徐々にではございますが上向いている模様です。少しずつオーニングの良さや使い方が浸透しはじめた感じを今年は受けました。私共にとりましてはとても喜ばしい限りでございます。陽射し除けを通じて室内の温熱環境の安定化やエネルギーの節約に役立ち、そして住まいの品質を維持し少しでも地球の健康のために寄与できれば幸いと思います。勿論、オーニングの利用は数あるそのような対策の一つの手段である事に変わりはありません。

ワークスヤマダではオーニングをお住まいに注目して、ひとつの手段として供給をはじめて10年が経過いたしました。開始以来、品質の先進性にこだわり、オーニングの先進地域と進んだ商品開発の観点から本場ヨーロッパの製品をヨーロッパのスタイルに着眼点を置きお客様のお勧めしてまいりました。そしてお客様にご活用を頂きまして感謝を申し上げたく思うしだいでございます。そして今後も今のスタイルを維持していこうと思います。

ところで、ここ数日は地球の温暖化の影響なのか10月になってもまだ暑さが続いています。そして先日、オーニングをご検討されているお客様よりこんな事をお聞きいたしました。「西日が強くエアコンを使っています」秋から冬にかけては気温が下がり、本来西日は夏とは異なり太陽の位置が低くなりはじめ暖かさを運んでくれるのですから歓迎すべき事なのですが、どうしたことなのでしょうか。これもやはり温暖化の影響なのかと私なりに、ふと深刻に考えてしまいました。今、循環型社会や持続可能な社会や物つくりやシステムを目指している日本ですが、お日様にどのような対処をすべきかも重要なことですね。やはり住まいの配置やお庭の設え方や周辺の環境は重要な要素ですね。徳川時代の江戸の町づくりが最近話題になるのも分かるような気がいたします。

コラムNo16:オーニングとデッキ・テラスと住まいの今と昔

オーニングのご活用の方法の幅が徐々に知られるようになってきました。お部屋への直射日光に対する陽射しのコントロールだけではなく、テラスやデッキからの照り返しのコントロールにも効果があることが知られてきました。このテラスやデッキからの照り返しによる陽射しが結構強く、居間やお部屋の窓を真南にしてもどうしても陽射しが反射して入ってきてしまいます。特に真夏の高い角度から照り返しはとても強いものです。そこで、昔の日本家屋では軒が深く、広縁や縁側があり障子でしきられています。その上、お庭はテラスでもデッキでもなく土や飛び石・植栽ですので照り返しは少なかったのでしょう。そして水打ちをして涼しさを醸し出しますので情緒深い思いも致します。しかし、だんだん少なくなってきました事は時の流れとは云え心なしか残念な事ではありますね。住まいはやはりその国や地域との文化の関わりが大きいものです。そして家族の成長を支え、記憶するとても大切な大きな器ですね。

そこで、現在は外観も水平のラインを基調にし、広がりをもたせたプレーリースタイルに代表されますように瀟洒な洋風の住まいが主流です。お部屋も綺麗な洋間が中心ですね。そしてお庭も当然イングリッシュガーデンに代表されますように洋庭です。太陽の陽射しのコントロールはお部屋の温熱環境の安定が第一の目的ですが、第二にお庭の事があります。そこでお庭にデッキやテラスを設えるのは洋風のスタイルの一つと考えられますね。しかし太陽の照り返しをコントロールするには芝生が一番よいのではないかと思われますが、どちらも一長一短があります。しかし、住まいは陽射しの事を考えるだけでは決められません。何故ならば、家族の個性や好み、夢、趣味や主張が反映されるものではないものかと思われます。そこでもし芝生やデッキ・テラスでの過ごし方を考えた場合には、方位や何らかの形の日よけの方法を一つ考えるととても快適になるのではないかと思います。または、日よけではなく水盤を作るもの一興かもしれませんね。そしてその他にも洋風建築らしい涼しさの演出にはいろいろとあると思います。つまり室内外に「涼」を工夫すると面白そうですね。皆様種々トライしてはいかかでしょうか。暦の上では夏らしい気候もいつの間にか残り少なくなってまいりましたが、まだまだ暑さは続きそうですね。皆様、お体を大切に楽しい毎日をお送りくださいませ。

コラムNo15:オーニングも日本の住まいのスタンダートな考え方の一つに

オーニングの本場欧州諸国では、今ドイツで開催されていますサッカーのワールドカップで大変な盛り上がりをしております。私共の日本代表は残念ながら予選リーグ敗退に終りましたが、次回の南アフリカの大会に期待を込めてエールを送りたいものです。ところで、私が初めてワールドカップをテレビでみたのは1974年の西ドイツ大会でした。あの時は驚きの連続でした。そして、今では日本でも当たり前ですが、競技場の上空にデザインテントが張ってありました。おそらく、その2年前のミュンヘンオリンピック当時の物と思います。今から34年も前から構造物にファブリックを纏わす事はいかにも欧州的ですね。この大会は当時オレンジ旋風と呼ばれたオランダ代表のトータルサッカーまたはローテーションサッカー・プレッシャーサッカーとも呼ばれた新しいサッカーのスタイルが衝撃的であったことを今回のドイツ大会を見ながら、思い出したりもいたしました。それにしてもあの時のオランダ代表の知将ヨハン・クライフ氏は「とてもすごかったし、素晴らしかった」の一言につきます。日本で例えるならば、プロ野球の長島茂雄さんの存在に近いのかもしれません。当時誰も思いもつかないことを考えたり、プレーをしたりしていました。そして、以前欧州でオーニングや住宅関係の商談や打ち合わせの時のティーブレイクでの事です。その時にヨハン・クライフ氏の名前を話題として何気なく出しただけで、若い方から年配の方まで世代を超えて誰もが盛り上がりを示したのです。その時の事は今でも忘れません。やはり「長島茂雄さんだ」とその時に瞬時に思いました。そして、サッカーがまさしく文化であり、生活の一部であるという事を改めて実感した瞬間でした。今、当時のオランダ代表やヨハン・クライフ氏のように次世代のスタンダートになるように「常識を変える事」は大変な労力と知恵と勇気がいるのだという事を思わされます。私共の取り扱うオーニングも日本では今までの常識とは違う住まいの提案です。そして将来のスタンダートとなりますように、多くの皆様にご愛顧されますよう熱意を持って取り扱おうと思う心意気が湧いてきます。10年後20年後が楽しみです。

コラムNo.14:オーニングとボサノヴァ音楽

少しずつ太陽の暑さを予感させる今日この頃です。オーニングは本来室内の温熱環境を良好にすることが第一の目的ですが、窓を開けて室内のヌックやリビングまたは屋外のテラスやデッキで陽射しをコントロールして、エアコンを使わずにそよ風を感じながら音楽を聴くのもいいものです。リラックス効果で心身が癒せて心地のよいものですね。そんな時の音楽はポップスやロックよりも、やはりクラッシック・ジャズやそして囁くようなボサノヴァ音楽はどうでしょうか。私はボサノヴァを最近よく鑑賞するようになりました。この時代を感じさせる古い音が耳に新鮮に響き、日常の疲れやストレスをクールダウンしてくれそうな感じがいたします。そして聞けば聞くほど親しみやすくなってきました。このような音を人間味溢れる音楽というのでしょうか。まだまだ親しみを始めたばかりですが、今の季節にはとても有効なような気がしました。そしてこれからの陽射しの強い日の過ごし方にはいいかもしれませんね。今回はオーニングのこんな活用の仕方をご紹介いたしました。今年もこれからお暑くなります。皆様お体にはご留意くださいませ。

コラムNo.13:オーニングの生地の10年後

華やかな桜の花も風に舞い、そして桜の木は青みを帯び、桃色の桜道がとても爽やかな緑の桜道となり、いよいよ新緑の季節を迎える予感を感じさせます。これからは夏に向け快活な光景が街を彩ることでしょう。私たちのオーニングもそんな雰囲気に一役かえると願いたく思う今日この頃です。皆様はいかがお過ごしでしょうか。「でもまだ花粉がねえ」と言われる方々も多くいらっしょる事と思います。実は私もその一人です。しかし花粉に煩わらされるのももう少しですね。がんばりましょう

先日、オーニングの生地の張替えのお話がございました。残念ながら約10年前の他社の輸入メーカー様の商品でしたが、使用している生地メーカーは私共の扱うイタリアのメーカーのものでした。生地の張替えの理由をお聞きいたしましたところ、「汚れたから」との事でした。しかし、色あせも無く、ヨレヨレになっている訳でもなく、破れてもいませんでした。そして生地の柄は気に入っているとの事でした。生地の品質と状態はよく、まだまだ使える状態でした。そうなりますと生地の交換を進める訳にはいかずに、つまり格好をつけて申し上げれば「生地の処分は環境によくない」という事になります。私は思わず「脚立を利用して中性洗剤を使いこすりながら洗われてはどうでしょうか。是非いい生地ですので、私の仕事にはなりませんがもっと使ってあげて下さい」と申し上げました。お客様は意外な表情で「洗剤で洗えるのですか」との事でした。中性洗剤で洗うのがマニュアルなのです。そして汚れは周辺の環境や使い方により違いが出ます。しかし、こちらのお客様は大事に使われている様子でした。物を処分せずに大事に永く使う。または、永く使えるものを取り扱う。これは私共のコンセプトです。「生地がお気に入りでしたら、またまだ変え時ではない」と心の中で思いました。そして「やはり生地はイタリア製が間違いない」と改めて関心をしたひと時でした。

コラムNo.12:欧州のオーニングのミニ事情 R+T2006(欧州の主にオーニングや生地の展示会)

今年は3年に一度のオーニングやファブリックを中心とした展示会(R+T2006)が2006年2月7日から11日まで開催されました。私共も会場となるドイツのシュツットォガルトの会場へ赴きました。熱気と人の多さ、そしてたくさんの出展会社があり3年前の前回と比べても相変わらずの状況でした。勿論、日本には知られていない有名な会社も多く出展していました。欧州の市場の大きさをあらためて実感します。そんな中で私が「おやっ」と思いましたことは、今年は「片もち吊るし型のビックパラソル」の出展が少し多くなってきたと思いました。私共も日本の輸入元会社より供給を受けている商品です。まだまだ日本のお住まいのお庭にはなじみが薄いのですが、状況や条件さえ整えば扱いもバリエーションが豊富で結構な優れたものです。各社その独特の取り扱いの機能性を競い合っている様子でした。私にも名刺を渡しただけで、帰国してすぐにカタログやプライスリストがメールで送られてきましたので少し驚きました。

今年も展示会の合間に近くの街の散策にでかけました。前回はアパートメントばかりでしたが、今回はホテルが中心街から少し離れたところだった事もあり、歩いて30分位の所に閑静な住宅地がありました。実はドイツの戸建住宅を写真以外で見るのは始めてでしたので、妙な達成感がありました。そして、早朝でしかも一人だった事もありセキュリティの事を心配しつつ少しドキドキしながら写真を数枚撮る事にも成功しました。意外というか、やはりというかオーニングは比較的少なく、住まいのデザインも私共が思い描いているクラシカルないかにもドイツ的という外観の住まいはありませんでしたが、どの住まいにも暖炉用の煙突があり、屋根は比較的勾配があるものでした。窓にたくさんのオーニングが開いている光景をみるのには、やはり南仏などの地中海やそして北欧です。しかし、ドイツは世界屈指のエコロジー住宅先進国である事は周知の事です。国によっても考え方が種々あることは仕方のないことです。そしてドイツの街ではビルなどには外部スクリーンを利用する、というがスタイルのようです。やはりどこの国も、「日よけは外部で」ですね。

コラムNo.11:資産価値としての住まい

師走よりマンションの事件が世間を騒がせております。住まいは生涯の中で一番大きな買い物です。購入された方々の心中は憤りと無念の事と察する次第です。そもそも住まいはそこに住むほとんど家族が生涯の住み処とするだけではなく、将来の希望や抱負、そして子供の成長を見守り、夢や人生を語り合ったり、そして思い出を育む大事な器であり、人として生きて行く上での出発点あり、バックボーンではないでしょうか。その中には年月によって貯えられた、それぞれの家族の想いが詰まっていくものです。そして住まいを購入したり、建設し完成した時が、家族の家作りのはじまりともいえます。しかし、資産価値としての住まいを考えた場合、日本では少し趣が違うようです。よく海外の住宅事情において、古くてよく手入れもされ、オーナーの方が独自に思い入れた魅力的な住まいが月日を追うごとに資産価値が高くなるという事を聞きます。つまり、自分たちの住まいに磨きをかけているともいえます。住まいは文化なのですね。わが国では国宝や重要文化財には勿論価値をつけておりますが、個人の住まいには少し厳しいようです。どんなに家族が思いを込め、磨き上げていっても、またはハウスメーカーがどんなにすばらしい住まいを開発しても、いまだに年月を追うごとに建物の資産価値は個々の多少の差はあるにしても落ちていく仕組みになっています。今回のマンションの事件でも国家行政も含め、日本全体が住まいに対しての捉え方をエコロジーなど地球環境問題をも踏まえながらも、耐久消費財としてではなく、欧米のような資産価値としての仕組みと認識が必要なのかもしれませんね。そのようになれば、もしかしましたらこの度のような会社や組織が成立したり、または存在したりはしなかったのかもしれません。そしてこの度のような事が起こらなかったのかもしれません。日本にも欧米のような文化としての住まいの意識と仕組みが定着する条件が早く確立する事を切望したいですね。

コラムNo.10:欧州の製品はなぜ高価なのか

欧州の家具や小物は今も高価な値段で販売されております。先日も北欧製の家具のお値段をみて、つい「う〜ん」とうなだれてしまいました。

以前社用で北欧へ行った時、現地の物価は税金の関係もあり、現地でもお値段がけっこう高めな印象を受けました。しかしその時は、ただ高いだけではない事にすぐに気が付きました。社会保障の体制が違う事も一つの理由と思われましたが、地球環境やエコロジーの関係からも商品のライフサイクルを長くする考え方ができているのです。または人々も物を大切に手入れをして使うのでしょう。例えば学校(義務教育課程)でペンキの塗り方を教えている事はよく耳にすることです。要するにDIYですね。そうなりますと長く使用できるだけの品質の商品作りの考え方が供給側と使用する側の双方で生れます。しかしその反面、物を大事に使うわけですから実際問題と致しましてあまり数は売れません。日本のように23年で買い替える考え方のある社会の商習慣に比べますと(誰もがそういうわけではありませんが)、10年以上または住まいや家族の文化として家具や小物をとらえ、代々受け継ぐ商習慣の社会とは大きく異なるのも当然といえば当然です。そうなりますと価格の設定の方法や基準が違うのも、おのずとわかるような気が致します。そして、そのような社会背景や習慣、認識があるからこそデザイン性と耐久性の高い商品が当たり前のように生産されるようになるのは確かなような気が致します。しかし、自分で手をかけ時間をかけた商品の味わいや深みに価値を見出すか、または絶えずピカピカな品物に価値を見出すかは、いくら地球の環境のためとは言われながらもすべての人が理解し意識して、実行できる環境や社会システムになるのには、やはり時間の経過が必要なのかもしれません?

私もわかってはいても、つい「う〜ん」とうなだれてしまいました。勿論日本にも分野によりこのような商品はたくさんありますが、全分野ではないことも事実ですね。というよりは、全分野にわたり対応している国は、おそらくまだないのではないのでしょうか

コラムNo.9:暑さにはアクティブ対応とパッシブ対応:

梅雨がついに明けました。いよいよ本格的な夏の気候ですね。皆様のお住まいの温熱の環境はいかがでしょうか。エアコン(アクティブな暑さ対策方法)のさまざまな機能が今後活躍の事と思います。そして、温帯気候の日本だからこそと思われますが、日本のホームエアコンはもしかしましたら世界一なのかもしれませんね。今は換気も同時にできるタイプまで開発され販売されていますから驚き、というよりもっと早く販売されればよかったのに、というのが本音でしょうか。ちなみに、我が家のエアコンは比較的新しく当時としては最新式を購入しましたが、残念ながら換気機能は付いていませんでした。ところで、エアコンの使用はできるだけ最小限に使用したいものです。よく言われます、冷え過ぎによる冷房病や室内から木部が脱水症状を引き起こす事より、住まいの寿命に影響を与えるといわれます。それとやはり環境問題ですね。そこで暑さを防ぐパッシブな手段が考えられます。実は住まいの特徴とパッシブな方法には密接な関係にあります。まず、北欧などの寒冷地では熱を散逸するのを防ぐ為、隙間をなくし断熱材を厚くし、そして開口部を少なくしたり、または小さくする傾向があります。そこで、日本における北欧型の住宅は夏の対策に気をつけなければなりません。一概に高気密高断熱住宅だからといって夏は大丈夫というわけではありませんね。以前のコラムでも照会いたしましたように、特にこのような住宅は日射による影響が気になりますので、住まいの方位がとても重要と私は思います。またはオーニングやルーバーなどによる日除けが効果的ですね。次に中近東では日射を防ぐという観点から、緻密な日干しレンガの壁を活用しています。隙間を無くす事では寒冷地と同じですが、使い方や考え方がやや異なっていますね。そして贅沢な暑さ対策の方法が、風塔と中庭と池の活用による対策です。つまり、中庭への風の通りをよくして池の水を蒸発させ室温をさげる方法です。まさに映画に出てくるシーンのようですね。最後に日本のような高温多湿の地域では、大きな開口部による通風と深い軒や庇による日射遮蔽です。やはり建物の方位が重要ですね。そしてスダレやオーニング等の日除けの手段が涼しさを呼びこみます。昔はみんなこの方法でした。でも扇風機やウチワが必要でしたが今となってはなつかしさも一入です。このような事に風情を馳せるのは、私もやはり年をとったという事なのでしょうか。いずれにしても今年の夏はエアコンによるアクティブな手段と日除け等によるパッシブな手段をほどよく上手に使いたいものですね
コラムNo.8:全部の窓にオーニング?

オーニングを取り扱う会社が増えてまいりました。とても微笑ましいことです。これでオーニングの住まいに対する活用が活発になれば何よりです。そして、温熱環境の効率化によってエコロジカルな環境へつながっていけば理想と思います。私は今から6年くらい前にはじめてオーニングに出会いました。その当時は特にオーニングというものを注目していたわけではなく。当時、私が勤めていました会社の取り扱う輸入住宅に標準としてついていました。つまり雨戸やシャッターと同じように当たり前のように標準化されていたのです。最初は物珍しく思い、次に「これはいいね」と素敵さを想い、そして必要性を知りました。それまでもオーニングは紹介されていましたが、店舗であったり、イベント用であったり、自動車についていたり、または仮設のものとして扱われていたりと、住まいにはまだまだ程遠い状況でした。今でもテラスのための用途が多く、室内の温熱環境の向上を第一目的として使われているケースはまだまだ少ないように思われます。私はもともと住宅が専門でしたので、どうしても「いかにエコロジカルに住みやすい環境を」と考えてしまいます。本当は陽射しが強く射し込んでくる窓には全部に提案したいくらいなのです。面白い事に、なんと先ほどの輸入住宅は洗面所にも標準で設えてあります。さすが外国ですね。正しいという事ではなく、考え方が違います。それほど、光と熱の侵入は室内の環境にデリケートに影響するという事なのでしょう。しかし、全部の窓には必要はありませんね。例えば、住まいのロケーション・方位や温熱環境の状況を知り適度に設置をするのがいいと思います。または「西と南」「西と東」「東と南」の組み合わせを検討するのが理想と思います。でもデッキやテラスはエクステリアですから用途は別ですね。もうすぐ30度を超える真夏日が続く季節が到来します。皆様、お体にお気をつけくださいませ。
コラムNo.7:ルノワール「舟遊びの・・・」レストラン・フルネーゼのオーニング

今から125年前の1880年。もっとも有名な印象派の画家の一人、オーギュスト・ルノワールは「舟遊びの人々の昼食」を描きました。当時の近代生活をテーマにしたと言われるこのタイトルの絵は、多くの人が一度はどこかで目にした事がある絵ではないでしょうか。セーヌ河の島シャトーに今も現存するレストラン・フルネーゼのセーヌ河を臨む2階のテラスにて上流階級らしき人々が昼食をとりながら、ある人々楽しそうに語らい、またある人々は怪しげに、そしてある人々傍観者のように眺めているあの絵です。ルノワールの絵には度々登場する後に妻になるアリーヌの姿もあります。私は残念ながら行った事はありませんが、有名な所ですので皆様の中にはこの絵の場所へ行かれた方もあるのではないでしょうか。そして、この絵のテラスにはターフスタイルの日除けがかかっております。印象派独特の光を取り入れた絵ですので正確にはわかりませんが、おそらく赤とベージュのストライプではないかと思います。緑が生い茂り、半袖のシャツを着ている人がいますので、おそらく夏ではないでしょうか。皆、この日除けのおかげで気持ちよさそうに見えますが、私の仕事柄、もしかしましたら気のせいかも知れません。しかし、さすがは文化帝国と言われるフランスだと思いました。当時から洒落ていますね。衣装も帽子も当時からとてもカラフルで素敵なものを纏っています。白いシャツも素敵に見えます。勿論シルクハットをかぶり、ヒゲをたくわえた男性もいます。そして日除けもとても洒落てみえます。このレストラン・フルネーゼのテラスには、今ではなんとオーニングが設置されている事を以前テレビで見たのを思い出し驚きました。しかもファブリックの色柄は当時のスタイルを守っているようでした。さすがにこんな事にも長い歴史へのこだわりを想わせますね。機会がございましたが是非観てみてください。しかし、京都の川床や住宅では、日本の文化「縁側」そして窓際の風鈴など少なくなりましたが懐かしいもので、大事にしたい文化であることも同時に考えたりもしました。(画集を眺めながら)
コラムNo.6:やはりファブリックはイタリア

新入学、新入社、プロ野球も開幕しました。そして遅れたとはいえ今年は「桜」も4月に開花し、今月はまさしく「オープニングの月」となり「桜」が事の始まりに花を添えた形になりました。これから街は華やかさが加速して賑やかになり、お住まいにも緑や色合い豊かなお花が咲き、人々の目を楽しませてくれることでしょう。そしてこれからは色を意識する季節になりますね。オーニングもファブリックの色合いがお住まいに心地よい影響を与え、楽しませてくれるでしょう。欧州では街並みを考え、住まいの形や場所により屋根や外壁色も決められていると聞きます。そこでオーニングの色合いが住まいに個性を与えるために多種多様なファブリックが要求されているようです。私は「住まいに着せる洋服やアクセサリーのような役割ですね」と申し上げたりしていますが、それだけに本場はたくさんの種類のファブリックが当たり前のように用意されています。今さらの様に所変われば考え方や文化の違いを実感します。

ところで、昨年森英恵さんが引退をされたのは、まだ記憶に新しい事であると同時にとても残念に思いました。日本人として、はじめてパリやニューヨークで認められそして功績を残し、日本人服飾デザイナーの海外進出のきっかけつくった人でもあり、デザインやファッションに関心があまりない人でも誰でも知っている唯一のデザイナーではないでしょうか。私も少年の頃、何故か名前は知っていました。たぶん蝶々のデザインが施された冷蔵庫(洗濯機かもしれません)がCMで流れていた事が大きな理由かと思います。おそらく50年代60年代生れの人は記憶にあるのではないでしょうか。あの冷蔵庫(それとも洗濯機?)は今どのようになっているのか気になるところです。そして25年位前、そんな森英恵さんの著書に流行色はイタリアのある島で決められるという記述があった事を思い出しました。当時の私は「えーそうなの」という位の感じであまり良い印象は抱きませんでしたが、今では、やはりファブリックはイタリア製が本場でもあり、一番こだわりを持ち、そしてよくできているのだと思うようになりました。文化や伝統の差は積み重ねですから当然の如く違いもでるのでしょう。と今月は私共が取り扱うイタリアのファブリック(生地)のピーアールになってしまいました。しかし、日本の文化や伝統から生れた品物も、同じように簡単にはまねはできないことを付け加えておきます。

コラムNo.5 環境が注目されています

京都議定書がもうすぐ施行されます。米国の不参加などの問題もありますが、これで地球へのいたわりの第一歩がはじまりました。住まいも環境を本格的に考えた新しいスタイルが出来上がることになるといいですね。今まではライトなどの有名な建築家が考案したスタイルやヴィクトリアン様式に代表されるように英国やイタリア、ギリシャなど欧米のスタイル(様式)に憧れまたは学んできました。日本にも寝殿造りや書院造、茶室、城郭建築などの和のスタイル(様式)を作り上げてきましたが、環境を考えた住宅は新しいスタイル(様式)ジャンルといわれています。かつてのアールヌーボーや工芸復興(アーツ&クラフツ)とは違った趣ではないでしょうか。意匠性やマテリアルだけではなく、本質的に住まいの考え方を見直すということの様な気がします。つまり建築をする上で考慮する範囲が広くなったということです。それは形だけではなく、または気密や断熱を考えるだけではなく、自然と共存する住まいを考えることなのでしょう。勿論、日本でも一部の会社や設計事務所で進めております。まさにオーナーとアーキテクトの腕のみせどころとなるのではないでしょうか。そしてこの動きは世界でほぼ同時にスタートですから、ここで書院造以来の日本固有のスタイル(様式)・考え方が打ち出せれば、1月のコラムで書きましたように「環境住宅日本」ですね。これからは、ますます真夏日が長くなるということです。「文明の進歩のツケ」ともいわれておりますが、この環境の変化は私たちとって影響のあることです。今後は人間の快適性と地球の快適性を是非同時に実現したいものです。小さな事ですが、私もエアコンや電器器具などのエネルギーの使い方に気をつけなければと思います。
コラムNo.4 オーニングいらず?の住まいの配置と太陽と陽射し

ある南向きのリビングやヌックなどで「夏は午後になると西日がはいって来て暑いなあ。」またはある家では「朝の日差しが強くて」と言う事を、耳にすることがあります。「南向きのお部屋のはずなのにどうして?」そこで、最近の住宅の進歩はめざましいく、全体的に性能が向上し資材の品質もとてもよくなりました。しかしその反面、日差しが建物やお部屋に与える影響に対するお部屋の配置の配慮には、ケースによってはまだこれからの課題なのかもしれません。真南に面した壁や窓は、冬は日差しを受ける熱量が大きいためにとても暖かく、太陽の動きや高さの関係だと思われますが、夏は日差しを受ける熱量は少ないのだそうです。庇をつける事で、夏の高い角度からそそぐ日差しに対処できるといわれています。(しかし、屋外のデッキはとても暑く、場合によってはデッキ材や庇のないお部屋の出入り口のサッシの敷居が高温になる時もありますので日射対策が必要です)また、東西に面した壁や窓は夏に受ける熱量が大きいのだそうです。(窓の数を少なくしたり、外部遮蔽を計画、または窓を小さくする事でエネルギーの節約になる事はよく知られている事ですね。)そこで「南向きの部屋なのに軒が深く、または庇があるのになぜか暑い」という事は東西に少し建物全体が振れているのかもしれません。その為夏の午後に陽が落ちると(または夏の朝に陽が上がると)日差しが横から入ってきてしまいます。敷地の形状に対して綺麗に配置する為に仕方がないと言えば仕方がないのですが、ここは思い切って太陽の動きあわせ、建物の配置を敷地線と平行ではなく、グッと動かすのも一案かもしれませんね。または、開口部を斜めにして真南に向かわせる方法も考えられます。また、既存の建物の場合は西側または東側に樹木を植えたり、日差しよけの壁を設置したりしても良いのではないでしょうか。カリフォルニアでは壁を白く塗る事も推奨されていると聞きます。どこの国も日差し対策には苦労しているのです。日本でも最近は熱を通さないガラスが商品化されたりしていますが、これからは、ますます温暖化の影響もあり一年を通して暑さとの戦いが多くなりそうですね。けれども「家相」の考えがはいると「まった」がかかりそうですが、家相も昔の住居学ですので無視はできませんから悩ましい限りです。皆様お体にはお気をつけくださいませ。
コラムNo.3 住まいとエネルギー、オーニングでドレスアップ

「住まいを建てる」ということも以前私がハウスメーカーで住宅の仕事を始めた頃と比べますと随分と変わってきたものです。思いおこしてみますと、現在ほどは「こだわり」という言葉を口にしたり、お聞きする事が少なかったような気がします。「使いやすいプラン」や「瀟洒なデザインの外観」「収納が多いもの」そして「堅牢な構造」等のご要望が多かったように思います。そして「バリアフリー」になり「こだわり」や「温熱環境・エコロジー」につながってきたように思います。一番の変化はやはりお客様の住まいに対する想いが高く大きくなったように思いました。これはとても喜ばしいことですね。物の本によりますと、日本も明治や昭和初期には独自のロマン溢れる住まいが多くあったと聞きます。当時は建築家の先生の主導で設計建築されていたようですが、現在はお客様自身がご家族の「スタイル」や「個性」そして「こだわり」を反映させているように思います。オーニングもまた省エネや温熱環境の向上は勿論の事、住まいのドレスアップにも役に立てればと私共では思っておりますが、ガーデニングのブーム以来、多くの方々がお庭も大切に考えられています事はとても素敵な事ですね。私はよく「住まいづくりは住み始めてからが始まりですね」という事を申し上げたりしておりますが、最近ではお客様より、よくこのようなお言葉をいただいております。そしてこの先の注目は「環境にやさしいエネルギー」と思いますが、どうなるのでしょうか。昨今では供給する側と使う側双方の意識が高い事は意義あることです。しかし、ソーラーパネルを取り付けている住宅が増えてはきましたが、まだまだコストに問題がありそうですね。もし電力やガスにかわり「燃料電池」をつかったシステムができたりすると「ソーラーや風力」もより発展が加速してコストのバランスも向上するのではないでしょうか。そのようになればまさしく「環境住宅日本」です。いずれにしても時の経過が必要ですね。これからの日本の住まいの進歩に期待したいものです。まだまだ住まいにおいて欧米の意識と考え方に比べてハードルがあると思いますが着々と進んでいるのですから。
コラムNo.2 はじまりはスイス

クリスマスの月になりました。もう街だけではなく、家にもイルミネーションの装飾をさせれて楽しむ家庭が増えてきました。普段は閑静な住宅街も綺麗な賑わいをみせます。先日もクリスマスの装飾を目指して、オーニングを取り付ける計画をお持ちのお客様がいらっしゃいました。最近はオーニングのとらえられかたも少しづつ変わってきたような思いがして、とてもうれしくなりました。このまま一歩一歩、温熱環境の向上や利便性、エアコンの使いすぎがもたらす脱水症状による住まいの寿命や生命のバランスの維持のための実用的な面での日よけや雨よけのためだけではなく、家庭の装飾としても定着していけば素敵な事とだと思いました。ところで「クリスマスツリー」のはじまりはなんと以外にも遅く、17世紀のドイツ南西部やスイスがはじまりといわれ、オブラートや銀のモールが飾られ上流階級の家庭の装飾だったそうです。そして19世紀頃から一般に入ってきたと言うから驚きです。つい最近のような気がします。日本の独自のクリスマスのスタイルを創っても、まだまだ遅くはありませんね。20年、30年、50年先どのようになっているのでしょう。楽しみですね
コラムNo.1 台風とオーニング

今年の台風23号は大変な被害を全国に及ぼしました。私共のオーニングも台風と雪には注意が必要なのですが、あるお客様よりこんなお言葉を頂きました。「台風の日に格納をすることができてとてもよかった」と言う事でした。近隣の固定型のエクステリア商品の中には規定の風速値を超えてしまうと近隣や家屋の大きな損傷を回避し最小限の被害に抑えるためにあえて面が外れるような設計になっているのだそうです。その点オーニングは格納ができるので、かえっていい結果となったようです。私共も「なるほどね」という思いがしました。オーニングは可動式のために、どうしても「申し訳ありませんが台風のような強い風の日や雪の日は格納をお願いいたします」と説明をしていましたのですが、「ああ良い事もあるのだと」改めて思いました。しかし、災害には忘れることなく注意をはらいたいものですね。忘れた時にやってきますから。



ご質問
資料請求